ヘルニアと診断された腰痛とふくらはぎ痛
2022/02/28
腰椎椎間板ヘルニアと診断され、ふくらはぎ張り痛のため足関節制限
ふくらはぎが張り足関節の背屈が上がらなくなっている
下肢外側に張りがあったときに、寒い状況で長時間立位姿勢を取ったり、説明会で長時間座位姿勢を取ったりと腰に負担があったとのこと。翌朝起きると動けなくなり、病院を受診されました。病院では、今どきらしい画像診断のみで、痛み止めの処方で半年後に診ましょうということでした。
当然大きく変わることなく、オフィスに来られました。腰よりもふくらはぎが痺れるような痛みがあるとのことでした。画像診断では椎間板の一箇所の膨隆と腰椎のすべりがあり、そして椎間板ヘリニアと診断。日本では膨隆程度でヘルニアと言いますが、国際的には椎間板の髄核が飛び出した時のみです。ですから、膨隆を削るような手術をしても、90%は必要なかったという結果が出ています。ですから、最近では手術しないことが主流です。手術が適応な場合は、復帰を早く求めるときです。基本は保存療法で何もしません。電気療法や牽引療法をする病院もありますが、特別意味がありません。場合によっては牽引療法で悪くなることがあります。関節包にストレッチがかかるために起こります。また腰痛体操も勧めることもありますが、痛いときは禁忌と原本には書いてあります。日本では教科書にすら記載されていません。とくにストレッチは行ってはいけません。痛みのない範囲動かすこと、ストレッチ手前まで動かすことがポイントになります。
当オフィスで何をするかというと、画像診断で明確になったものから症候が来ているか判別していきます。画像と症候は比例しないということは明らかにはなっています。痛みの原因で一番多いのは関節機能障害(引っ掛かり)とアメリカの整形外科医も言われています。そこでタウトニングという関節調整をしていきます。痛みや痺れは即座に変わらないこともありますので、筋肉の張りや運動機能をみて改良されたか効果判定をします。
調整後には下腿三頭筋(ふくらはぎ)の張りも正常になり、足関節の可動域も十分になりました。腰の可動域も正常になり、3日は過負荷を掛けないように過ごしていただきたいです。