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【骨盤のゆがみも骨盤ストレッチも全てウソ】

【骨盤のゆがみも骨盤ストレッチも全てウソ】

2020/07/22

骨盤のゆがみは生活習慣の蓄積によって骨盤の位置が左右または前後に傾いてしまうことや、ねじれてしまうことが原因。骨盤がずれた位置を身体が覚えてそのまま筋肉がかたまってしまう。

骨盤が歪む原因は「足を組む習慣」と「横向きで寝る習慣の2つがほとんどです。
足を組んで左右差が起きた状態の位置を骨盤が覚えてしまい、まわりの筋肉も固まってしまいます。横向きで寝る姿勢でも足の左右差が生まれることが多く、このどちらかの習慣によって歪むことが多い

(by S 参照抜粋)

 

医学的な見地からいうと、説明が付けられないことがほとんどです。カイロプラクテック(西洋整体)をはじめとする整体は、医学とは無関係ですから当然ですが。1890年代の考え方がはじまりなので、分かりやすい背骨や骨盤の不均等を犯人としたわけです。

上記記事で言うと、身体が位置を覚えるとありますが、どういうメカニズムでしょう。無意図的ということは、錐体外路系の神経伝達路を使っているのでしょうか?繰り返ししたということであれば小脳が記憶したということでしょうか?足の長さも後天的に変わることはケガなどしなければありません。骨盤が上にあがったため、そう見えるだけです。骨盤は左右の腸骨と仙骨によって出来ています。そのつなぎ目は仙腸関節という肩とかと同じような構造をする滑膜関節です。わずかしか動かないため、頻繁に悪くなることは珍しいです。出産時にはその関節の靭帯が緩んで、関節自体も開くのですが、その後元の状態に戻ります。出産後骨盤矯正を謳っている整体で、骨盤そのものを押して、この仙腸関節を動かされると、さまざまな不調を来してしまいます。下手に触られない方が良いです。

 

学問的背景は弱いが歴史のある整体の考えをまとめると、

骨盤がゆがむような悪い姿勢⇒その姿勢を身体が覚える⇒そこで筋肉が硬くなる

 

自然科学の統合した医学的な考えをまとめると、

物理的負荷(長時間の悪い姿勢など)⇒守りモード発動(関節の引っ掛かり→張り、筋スパズム)⇒骨盤の傾き(ゆがみではなく傾いているのみ)

 


骨盤ゆがみと言っている種類


 

骨盤前傾;腰椎前弯という反りが強くなった状態です。いわゆる反り腰です。長時間の立ち仕事や力仕事で、腰椎のしなりを多用する人がなります。しなりを利用した時のメリットとしては筋力を使わない、エネルギーコストがかからないというところになります。デメリットは、常に反る側に動かしている物理的負荷が掛かり、腰方形筋にスパズムが生じたり、重心が前に移動するため筋活動など変わり、動作にも影響を来します。ヒールのある靴を履くと助長されます。ヒールが高ければ高いほど、腰は反り、機能老化を招きます。下肢の筋肉は張り、力も弱くなります。

 

骨盤後傾;腰椎生理的前弯という反りがなくなった状態です。腰を曲げた状態で作業する人や病気で体幹が麻痺をしていたり、遺伝的な要因が大きいです。前屈みの作業を長時間するのも良くありません。長時間の背中を曲げたデスクワークも同様です。腹直筋のスパズムがみられます。

 

骨盤右挙上位;右の腰方形筋が張っています。第12肋椎関節の引っ掛かりが原因です。相対的に左は下がります。右足が短く見え、左足が長く見えます。骨盤が傾いているだけです。

 

骨盤左挙上位;左の腰方形筋が張っています。第12肋椎関節の引っ掛かりが原因です。相対的に右は下がります。左足が短く見え、右足が長く見えます。骨盤が傾いているだけです。

 

骨盤の歪みをそのままにしておくと、骨盤内の血管が圧迫されて血行不良が起こりやすくなるのだそう。血行不良は冷えにもつながるし、骨盤の位置がずれることに伴って腰痛や肩こり、さらに猫背も起こる場合も。たかが骨盤のずれと軽く考えない方が良いみたい。

骨盤が正しい位置にもどることで、痩せすい体質へ。なにをしても痩せない、すぐリバウンドしてしまうダイエット難民はベースとなる骨から見直しを。

骨盤を矯正すると直結する腰痛や肩こり、頭痛、ヘルニア、脊柱管狭窄症、痺れの解消・予防はもちろんのこと、代謝が上がるので痩せやすい体になります。

(by S 参照抜粋)

 

上記は自律神経のスイッチが腰仙関節にあるから起きるもので、骨盤のゆがみは関係していません。骨盤には先ほど説明しました仙腸関節と仙骨と腰椎との関節の腰仙関節があります。ここに引っ掛かりがおきると全身に影響を及ぼします。自律神経症候が出る人もいれば、多くの人は、可動域制限と筋出力低下を来します。その状態は代謝も下がっている状態なのでダイエットはしづらいです。

 

以上踏まえて、骨盤ゆがみを治すストレッチはありません。ストレッチはそもそも良くないです。守りモードが強くなって筋肉の張りが強くなってしまいます。張りを弱くできた場合でも30分以内に元の木阿弥です。

 

骨盤を動かすことによって、腰仙関節を動かします。

骨を傾けるという意識で、30分に一回はブレイクできるといいですね。

 

歪みが気になる人はこれをしましょう!

 

 

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