【O脚と膝の脱線】
2024/02/27
脱線によるO脚変形
膝の内反変形(O脚)の原因の一つに膝の通り路の脱線があり、膝90度屈曲位で外旋をしていればそれを意味している。
小学生の頃からO脚変形があり氣になっていた女性会員さん。痛みなどの不調はとくに感じていないとのことでした。
O脚で治らないものもあります。下腿の変形、つまり脛骨の湾曲変形です。骨そのものが変形して育っているので、変わりません。大腿の骨と下腿の骨との角度によって変形をきたしているものは良くなる可能性があります。
その中には3つ原因があります。
1)踵骨の内反(回外)、外反(回内)制限
2)膝の通り路の脱線
3)大腿内転筋群の機能障害、筋力低下
1は接地する踵の傾きにより、膝が外に偏位してしまうことになります。この方の特徴は、傾きの他にふくらはぎの筋スパズムが存在しています。手で挟むと硬さがあり、痛みが確認されます(圧痛)。
2は本来90度以上の膝の屈曲では下腿(脛骨)の内旋を伴います。ですから、逆に外旋をしていれば脱線を意味します。90度屈曲位においても確認できます。
3は内転筋群が十分に働いていないがために、大腿を矢状面での正中位に維持できず、遠位(膝関節側)が外側に流れてしまっています。これは股関節を閉じる様な内転筋群のエクササイズで改良されます。
タウトニングアプローチとしては、腰の関節、距踵関節(足根骨)、脛骨大腿関節を調整します。その後、維持できるように反射構成運動、抵抗構成運動を用いて再教育をしていきます。獲得できた可動域まで、自動運動においても十分使えるようになります。
他にもO脚に見える条件としては、
1)屈曲位
2)伸展位
があり、まっすぐ伸びない膝は変形しているように見え、また過伸展(反対に曲がる、反張膝)においても角度が増せば増すほどO脚様に見えます。ですから、屈曲伸展中間位で止めるようにすると見た目は変わります。
よかったら参考にしてみてくださいませ。
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