第五中足骨骨底痛
2022/05/11
足の外側(小指側))の慢性痛
第五中足骨と立方骨との間の関節の引っ掛かり
何度も履いたことのあるものの、足の大きさに対して大きいサイズの靴を履き、長距離を歩いた40代女性。朝起きて一歩目が痛みが出たり、靴の爪先をトントンとして履くときに足の外側に痛みが出現するということでした。触診をしますと第五中足骨と立方骨の間の関節に圧痛がありました。安静時にもズキズキするような痛みがある場合は炎症が強く出ていると言え、圧したときのみでしたら軽い炎症が疑われます。
靴が合わない場合何が起きているかといいますと、大きい場合は、ズレないようにするため足部にある多くの関節に負担をかけ、引っかかりを作り、関節の痛み筋肉の張り、痛み、可動域制限など足の不調をきたします。他にも擦れによる胼胝を靴擦れなどを起こすことがあります。逆に小さい場合は、皮膚の圧迫や胼胝の形成、日常的に使っていますと、外反母趾や内反小趾などの変形や足趾の屈曲変形を招いてしまうことがあります。歩き方も重要な要素になりますが、どこか一部に不調をきたしてしまいますと、歩き方が変わってしまいます。この方も反対側の小趾に擦れによる発赤を認めました。
タウトニングアプローチでは腰から調整して、足部への影響がどの程度かみていきます。その後は症候のある当該関節をみていきます。調整後には圧痛も消失したため、炎症ではなかったということになります。足関節の怠さも訴えられていましたが、それも消失しました。主観的には軽くなったということで、姿勢自体も良くなり、下肢への荷重も十分になっていました。
今後は足に合った靴、機能的な靴で過ごしてほしいですね。良くない靴も溢れていますので、分からない方はご相談下さいませ。パフォーマンス向上やケガの予防が図れるハイブリッドインソールも製作可能です。お問い合わせ下さいませ。