転倒し橈骨骨折後の可動域制限
2022/05/12
自転車で転倒し橈骨骨折
橈骨骨折後、1ヶ月固定後の可動域制限
マウンテンバイクで走行中、段差でハンドルを取られ転倒し橈骨を骨折した70代男性。転倒時は痛みはなかったものの、気分が悪くなり、翌日病院に受診し、骨折が確認されギプス固定されたとのこと。1ヶ月固定後、骨折治癒後に当オフィスに来られました。痛みは特になく、前腕の回外制限と掌屈・背屈制限が10度程度ありました。
前腕や手関節に存在する筋肉の張りは、肋骨の関節が引き金になっていることが多いです。手のひら側は胸肋関節(肋骨前面)、手の甲側は肋椎間節(肋骨後面)の引っ掛かりで引き起こされます。タウトニングアプローチでは、まず、離れた部位(体幹)から進めていきます。
今回は、この後には、近位腕尺関節、遠位腕尺関節、橈骨手根関節、手根中央関節と調整を進めていきました。可動域制限も比較的少なかったので、全快しました。力任せに動かしたり、ストレッチでどうにかしようとしますと、逆に悪化することもありますのでご注意下さいませ。お悩みがありましたら、ご相談くださいませ。