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術後の激しい肩こり

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術後の激しい肩こり

術後の激しい肩こり

2023/01/23

前日マッサージに行くも改善しなかった肩甲骨内側痛

開腹手術後から激しい肩こりが出現。いっこうに改善が見られなかったが、一度の調整で改良。

 3ヶ月前開腹手術をされて、その後から肩甲骨内側の張りを感じ、ここ3週間はさらに不調になった40代女性会員さん。首、脇(腋窩)前面にも凝りを感じ、昨日はマッサージに行ったとのことです。しかしながら、そのときだけ楽になった感じがあったものの、今朝起きたときには、どうにもならない状態に戻っていました。

 手術というものは治療と銘打って行ってものになりますが、必ず侵襲があるために身体にとって負荷になり、大きなダメージを受けます。そのため身体は護りモードを起動させ、筋肉の張りを作り、さらに負担が掛かるようであれば、痛みを出してこれ以上負担をかけないように働きかけます。ですから、侵襲が大きければ大きいほど筋肉の張りが大きく、強くなります。また、長期臥床によっても、廃用性で悪くなります。動かないことにより1日あたり1%筋肉は落ちますが、関節にも問題が起きます。滑液という関節の油は、不動により軟骨の中に戻り、関節を使わなければ、引っ掛かりを作ります。その状態では筋スパズムという張りを作り、可動域制限や筋出力低下が見られます。

 今回みていきますと、僧帽筋上部線維の張りは第12肋椎関節、腰仙関節の影響が8割で残りが第2肋横突関節が原因でした。肩甲骨と背骨(胸椎)の間は菱形筋のスパズムがあり、第5肋横突関節の調整で改良できました。また、姿勢が崩れていた原因の一つに、胸椎の後弯が増していました(猫背の状態)。胸椎の隣合う上下に伸びる筋肉の張り、痛みは胸椎椎間関節の引っ掛かりが原因です。タウトニングJという関節の調整を用いれば、筋肉は直後に正常化します。

 施術による気持ち良さを感じなくとも軽さが得られるのであれば、その技術は本物だと思います。ストレッチやマッサージなどの刺激により、脳を興奮させ神経伝達物質を出させるだけでは、変化をしても30分以内に消えてしまいます(生理学的反応)。30分以上続くものが1、2週後に反映し、これが真の効果と言います。反応と効果の違いは、海外の理学療法の養成校では習うのですが、日本ではカリキュラムの中にありませんから、馴染みもないということになります。

 

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代表 堀川浩之

 

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