腕の奥が痛い、重い、怠い
2023/11/14
腕の奥が痛い
筋肉が痛むのか?張り、凝りとは違う痛み
両肩甲窩上腕関節に痛みが半年前から感じ、寛解することが多く気にならないことも多かったとのこと。3日前に突然左腕全体に重怠いような痛みが出現した40代女性。どうにかしようと前腕部をマッサージにしたものの皮膚にアザのようなものが出現し、どうにもならないと思い当オフィスに来られました。
ハムストリングスなどの張りから運動機能年齢を確認してみると、90歳と非常にゆとりが少なくなっており、ケガや病気になりやすい状態でした。機能年齢を進めてしまうものとして、ストレッチなど誤ったケアが関係しています。ストレッチでは柔軟性が獲得することやケガの予防には無効とCDC(アメリカ疾病予防管理センター)も2004年に発表しています。
私の20年以上の研究からしても、ストレッチの手前まで筋肉や関節包を動かすことがもっとも有効性があることが確認されています(タウトニングという手法。2015年〜2020年学術研究会発表)。さらに近年見かけることの多い筋膜剥がしローラーなどがデメリットが非常に多い誤ったケアと言えます。この女性も懸命にされていたそうです。これらの刺激により、体は攻撃されたと認識し、筋肉の張りや痛み(警告)が出現しやすくなります。実際、筋膜に影響することはなく、医学的知識がある人であれば奨めることはありません。筋膜に影響を与えるには600kg以上の力を要し、器官も複数介すため、筋膜にアプローチできているとは到底考えにくいです。
極めて軽い強度で行えば、皮下リンパの環流を促すことは可能です。必ず、痛みの伴わない程度で行わないと体は護りモードが発動してしまいます。ですから、医学的知識がないような素人の方の発言を鵜呑みにせずに、ケアの前後で可動域や筋出力などの運動機能を自分の身体でチェックすることをおすすめします。
筋肉の張りやレントゲンなどの所見が見られない症候の原因でもっとも多いものは、関節の引っ掛かり(滑膜関節機能障害)です。これに対してはタウトニングアプローチを行います。実際、どの関節をみればよいか紹介しましょう。
腕の症候であっても全身に影響を及ぼす、腰の関節からみていきます。
1)第十二肋椎関節
2)腰痛椎間関節
3)第ニ肋横突関節
4)第三肋横突関節
5)第ニ胸肋関節
6)第三胸肋関節
などを軽い力で調整していきます。
これにより症候が消失か軽減できればそれらの関節が原因だったということになります。
維持的や普段のセルフケアとしましては、肋骨の関節をまめに動かすことが有効になりますので、おすすめしています。
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