打撲による肋骨に痛み
2023/01/09
打撲による肋骨痛
転倒し、打撲し運動制限や咳の時には痛みが出現する。
3日前荷物で手が塞がっている状態で転倒し、下に置いていたものに脇腹を打ちつけた50代女性。左を下にして寝れなかったり、起き上がりなどの動作がしにくかったり、咳をすると強く痛みが出ているとのことでした。肋骨のどの部分かみていきますと、第5、6、7肋骨に痛みが4cm幅で拡がっていました。圧痛がある部分は炎症が疑われます。さらに骨折時には、同一骨の離れた部位を打診すると骨が折れている箇所に痛みが放散します。今回は確認されなかったので、違う可能性が強い感じでした。
タウトニングアプローチとしては、第十二肋椎関節、腰仙関節、肋横突関節、胸肋関節をみます。とくに、痛みと対応するレベルの肋骨の関節が原因の場合が多いです。
今回を施術後には寝返り、起き上がり時の痛みもなく、患部を下に横向き(側臥位)にもなれました。圧痛に関しては、1cm幅で限局されました。これ自体が本質であり、関節の引っ掛かりで、痛みの範囲が大きくなっていたということになります。この状態になれば、自然回復も早まります。
打撲による肋骨の痛みは、3週間程度治るまでかかります。無理せずに過ごしてみてください。痛みを乗り越えて良くなることやストレッチをしたら早く良くなることはありませんので参考にしてみて下さいませ。